JIDA中部ブロック研究事業「鬼瓦ワークショップ・第三回目アイデア検討会編」レポート
平成26年10月5日
中部ブロック・研究委員会長 関本隆次
アイデアの具現化の為に鬼師のアドバイスを受け再検討する!
他の人のアイデアを見て刺激を得て更なる発想につなげる!
日時 :平成26 年9 月27日(土)13:30~15:30
場所 :かわら美術館
参加人員 :20 名 (会員12名、賛助会員4 名、一般4名)
各自、アイデアを持ち寄り、鬼師の鈴木氏、山下氏、服部氏から製作上の下記のアドバイスを受けました。
制作する上でアドバイスとして
1.厚みは2cmぐらいとし、できるだけ均一の厚みとして乾燥の進行状態のムラを発生させない
2.約12%収縮するので引っ張り合った時に割れを生じないような形状を工夫する
3.表面の仕上げがそのまま残るので仕上げ表面を考慮すること
その他のアドバイス
1.焼成は今年限りで取り壊しが決まっている歴史的窯の「だるま窯」で行う
2.粘土は固くて丈夫だが細工が難しいタイプと柔らかくて細工がし易いタイプの2種類を準備する
3.道具はかわら美術館常備の道具に加え、作品によっては鬼師の道具も必要になる
参加者、自分のアイデアを具現化すべく真剣に鬼師さんに根掘り葉掘りの質問を浴びせたので1時間の個別質問時間はあっと言う間に過ぎた。伝統の瓦とデジタル音源を融合するアイデア、食と関連するアイデア、などユニークなアイデアが見られ当初の目的の達成に期待が持てそうだ。JIDAの行事では見学会など一方的に受けるイベントが多いが作品製作を伴うイベントでは自分の作品をとことん良くしたいというデザイナーの本性が出て本気度が全く違うところが大変面白い。11月22日の製作会はもっと盛況になる予感がした。
アイデア検討会の模様
自分のアイデアを鬼師さんにぶつけ、様々な質問をあびせ、鬼師さんも丁寧に「こうすればできる。」等のアドバイスを与えている様子
会場いっぱいに持参したスケッチを展示
鬼師・服部秋彦氏より粘土の特性についてレクチャー
アイデアに対する個別レクチャ
高浜やきものの里かわら美術館さんのホームページはこちら
鬼十さんの詳細はこちら
鈴幸有限会社さんのホームページはこちら
●第一回目【工場見学編】のその他の様子はこちらのFacebookグループでご覧いただけます。