JIDA中部ブロック研究事業「鬼瓦ワークショップ・第五回目成果発表編」レポート
平成27年2月8日
中部ブロック・研究委員会長 関本隆次
いぶし銀瓦にプロダクトデザイナーらしい独自の新しいアイデアを合体!
日時 :平成27 年2 月7日(土)13:30~15:30
場所 :かわら美術館
参加人員 :19 名 (会員10名、賛助会員3 名、一般4名、招待2名)
平成26年5月の工場見学から7月の座学、9月のアイデア検討会、11月の製作を経て集大成の展示会を開催。だるま窯でいぶし銀に焼かれた作品とコンセプトパネルで各自、作品発表を行った。皆さん初めて瓦用の陶土での製作での苦労した点、予定通りにいかなかった点、予想外にうまく行った点など披露しあい、鬼師の服部氏、梶川氏からの講評も頂き、鬼師では思いもつかなかった発想が発揮されていたことのコメントを頂いた。
各自、いぶし銀瓦の特性を理解していたので、その特性の一要素に着目し、独自の新しいアイデアを合体させたプロダクトデザイナーらしい提案がなされた。音響に着目したi-phoneスピーカー、鬼という魔よけに着目した盛り塩皿、銀色に着目したテーブルウエア、重さに着目したブックエンドなど多方面に渡った。しかしながら、今回は素材に不慣れであった為に作業時間の計算ができなく作品の完成度という点で皆さん不完全燃焼に終わったようである。 今回、経験して更なるアイデアが思いついた人もいるだろうし、素材の特性も分かったので、製作の計画も事前にできるだろうし、もう一回やればかなりアイデアの展開や完成度も格段にあがるのではないかと思えるのでぜひ次年度も続けていきたい。まずは当初の目的である「いぶし銀瓦の新しい価値観の創造」のコンセプト提案は達成したといえる。
作品製作会の模様
各参加者のコンセプト説明
鬼師講評
参加者の作品
集合写真
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鬼十さんの詳細はこちら
鈴幸有限会社さんのホームページはこちら
参加者の作品はこちらのFacebookグループでご覧いただけます。