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名古屋観光ビジネスのデザイン提案勉強会・第3回サーベイ編その2報告

名古屋観光ビジネスのデザイン提案/第3回勉強会 10/10なごやサーベイ報告(総括)

作成:平成27年10月22日
報告:研究事業委員会/伊奈史朗

第三回目の勉強会は前回に引き続き「なごやサーベイ」と称し、名古屋駅から目的地まで想定したコースに沿って実地探索をおこないました

■実施日時:

 2015年10月10日(土) 9:3~16:00

■調査コース・メンバー:

 2コース 参加者9名(会員8名,一般1名)
Aコース/ JR名古屋駅(新幹線口)→名古屋城→徳川美術館→(栄)
   メンバー:メンバー:江藤太郎,林峡,伊奈史朗 3名
Eコース/ JR名古屋駅(新幹線口)→大須周辺
   メンバー:小幡真也,安倍武利,後藤規文,加藤和宏,加藤雅史,関本隆次 6名

■調査結果:

1.共通な指摘点;
・名古屋駅案内場所(JR、名古屋市別々)や乗換案内、案内所から周辺目的地誘導の分かりにくさ。デザイン統一の欠如。など関連団体の連携が望まれる

2.Aコース;2つのサーベイポイントを基に調査した
1)尾張藩藩主徳川宗春の築いた「武家や町人文化」を探る
 (1)見処;
 ・名古屋城と徳川美術館共に家康の権威と宗春文化の華やかさが感じられ一級品ぞろい
 ・国内観光客だけでなく外国人も多く訪れ、「おもてなし武将隊」による演武も好評
  舞台や背景を設け“戦国時代の歴史”物語の工夫でA級のエンタティメントになる
 ・今回は武家文化を中心だが、城下町・町人文化にも焦点を当てた物語があると良い
 (2)外国人観光客案内;
 ・名古屋城と徳川美術館共に案内サイン類は概ねよし。
  但し名古屋城のサインデザインは統一感に欠け、品格のあるサインのコーディネートが望まれる
 ・解説が各国語での携帯装置貸し出しがあると良い
2)メーグル観光バスの「リ・デザイン提案」
 (1)メーグル・ルート(システム);
 ・1日観光にメーグルを利用するのは経済的かつ簡単に主な観光地を巡ることができ外国人観光客や県外からの観光客にとって大変便利で素晴らしい観光システムある
   アイデアを集約し大々的に情報発信すべき。①モノづくり②食と工場見学ルート等
 (2)外国人観光客案内;
 ・主な案内所・バス停に観光地案内掲示板(動画)を設置すると観光客の勧誘につながる

3.Eコース;
1)アクセス・情報環境
 (1)地下鉄乗換;日本人のアテンドがいないと個人旅行はむずかしいと思われる
 (2)地上に出た時のワクワク感はゼロ、間違った駅に降りたのかと不安感も
 (3)スマホ時代でも地図や誘導案内があることの安心感は大切である
 (3)公衆Wi-Fi;名古屋駅コンコースは無料Wi-Fi3箇所、比較的充実。地下街はNG
  大須周辺は2箇所あり感度も良好
2)大須商店街;
 ・色彩のカオスの魅力が十分あるが、道中には大きな問題がある

4.2回のサーベイを終えて;
・名古屋イコールお城と徳川美術館と言うように充実し、他の観光地との格差を実感した
 勉強会の目標である「観光の魅せ方やシステムデザイン」提案の重要性を確認できた
・4コースを調査して名古屋らしさ・JIDA(ID)らしさを表す“ものづくり”観光コースが必要である
 現状は職人工房や小工場が在りそうだが調査に至っていない
 互いが離れてコースを組み立てにくい課題はあるが引き続き掘り起こしの調査を進めたい





 

更新日:2016.07.05 (火) 18:54 - (JST)]
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