鬼瓦ワークショップレポートVol.1 【工場見学編】|JIDA中部ブロック公式サイト                     

鬼瓦ワークショップレポートVol.1 【工場見学編】

JIDA中部ブロック研究事業「鬼瓦ワークショップ・第一回目工場見学編」レポート

平成26年5月26日
中部ブロック・研究委員会長 関本隆次


鬼瓦手作り工房にて

愛知県高浜市の伝統産業のいぶし銀の鬼瓦に注目し、デザイン的な思考によって鬼瓦の新しい価値を創出する!
今回は全5 回シリーズの第一回目の工場見学会

日時 :平成26 年5 月24 日(土)10:00~15:30
場所 :かわら美術館、創嘉瓦工業株式会社、鬼十、鈴幸有限会社
参加人員 :27 名 (会員13 名、賛助会員3 名、学生4 名、一般7 名)

瓦産業を理解するために3 種類の生産方式の工場を見学。大量生産方式の創嘉瓦工業さん、手作り一品生産工房の鬼十さん、その中間の少ロット生産の鈴幸さんを訪問。その途中でかわら美術館にて瓦の歴史、三州瓦産業について簡単なレクチャーを受けた。

いぶし銀の瓦は自然素材の土を原料とすることからデリケートな生産管理が必要とされている。特に「ぎょうぎが悪い」といって自然素材ならではの不具合製品を選別する工程が数カ所あり、品質を保つことが大変であると感じた。手作り工房では国宝級の歴史建築の改修からの発注であり、再現するために古の職人の心技を掴むことが大変だと感ぜられた。参加者は窯の熱を肌で感じ、原料の粘土を触り、鬼師と懇談し、創造の意欲が湧き出たように見え非常に有意義な工場見学会となった。

見学の模様


いぶし銀瓦量産工場にて


かわら美術館にて


鈴幸にて

高浜やきものの里かわら美術館さんのホームページはこちら
創嘉瓦工業株式会社さんのホームページはこちら
鬼十さんの詳細はこちら
鈴幸有限会社さんのホームページはこちら

●第一回目【工場見学編】のその他の様子はこちらのFacebookグループでご覧いただけます。

 

更新日:2014.12.08 (月) 13:19 - (JST)]
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