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JIDAデザイン講座《アイシン精機 ミラノサローネに懸ける想い》

JIDAデザイン講座《アイシン精機 ミラノサローネに懸ける想い》レポート

作成:2018.1.16 関本

1.目的:自動車部品サプライヤーのアイシン精機がサプライヤーとして「ミラノサローネに出に懸ける想い」について松井デザイン部長に語って頂いた。
2.日時:平成29年12月13日(水)13:00〜14:00
3.場所:アイシン精機 伝承館
4.参加者:41名

講演内容概要

2008年から5年間、ベッドのアスリープブランドの訴求を目的に東京デザインウィークに参加してきた。その活動からアイシンブランドの訴求を目的に世界的なミラノサローネにチャレンジしたいと考えるようになり、2014年から16年までの3年間、出展することが決まった。

3年を通してのテーマは「Imagine New Days」とし、14年は「興味をもってもらう」、15年は「知ってもらう」、16年は「ファンになってもらう」と目標を掲げ、数々のインスタレーションや先行試作品などの展示によってアイシンの技術で未来の人々の生活を豊かにするというメッセージを伝えることはできた。しかしながら、本業の自動車部品としてのアイシンのアピールが足りていないとのことでもう一年2017年も出展することになった。2017年は「The next Frontier in Mobility」というテーマでモビリティーが開く明るい未来をアイシンの先進技術を使ったインスタレーションで表現した。

四年間を振り返って、沢山の雑誌、WEBに取り上げてもらいブランドの認知が高まった。そして、様々なお褒めの言葉やお叱りの言葉を頂いたが一番印象的だったのが社長の言葉だった。社長に報告に行ったところ「ブランドとは作るものではない。発信するものでもない。私達がやらなければいけないことは必死になっていい製品を作る。それによって後から自然についてくるものがブランドである」と。確かにミラノサローネは切掛けの場でしかない。つまり私たちは必死になっていいものを作って結果としてブランドに繋がってゆく。私達プロダクトデザイナーの存在意義とはやっぱりいいものをデザインして、いい製品として世の中に出していく、これが非常に重要な役割なんかじゃないのか(詳細は別途)。

 

更新日:2018.04.04 (水) 17:34 - (JST)]
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