公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会
中部ブロック・研究委員会
安倍武利
中部ブロック・研究委員会では前年度、鬼瓦ワークショップを開催し、参加者それぞれに作品を完成させるまでの成果をあげることができました。とても内容の濃い充実した研究事業となり、本年度も引き続き行うこととなりました。
そこで本年度はビギナーコースとエキスパートコースの2つを用意しました。ビギナーコースは昨年参加できなかった方やお気軽に楽しみたい方に!チャレンジコースは時間をかけてじっくり作成したい人向けにご用意しました。なお、チャレンジコースの作品は六本木JIDAギャラリーで展示会を開催する予定です。ぜひ挑戦してください。
主催:(公社)日本インダストリアルデザイナー協会
共催:高浜市やきものの里かわら美術館、三州瓦工業協同組合、高浜市商工会
日時:2015年10月31日(土)9:30~16:30
開催場所:高浜市やきものの里かわら美術館・2階陶芸室
愛知県高浜市青木町九丁目6番地18 TEL.0566-52-3366
※車でお越しの方は第三駐車場(無料)をご利用ください
内容:
基本は一日のみの開催ですが、チャレンジコースの方は10月24日~11月21日の期間中、陶芸室を何回も利用できますので、お申し込みはお早めに!
参加費:
ビギナーコース JIDA会員・学生¥4000 一般¥5000
チャレンジコース JIDA会員・一般・学生¥14000
※チャレンジコースは一ヶ月間の陶芸室使用パス付き、展覧会出品費用を含みます
申し込み先 :JIDA中部ブロック事務局 FAX:052-722-2207
もしくはメール:atdseiko@crest.ocn.ne.jp
申込締切 :10月20日
ご案内のPDF版はこちら
●2014年度第一回目【工場見学編】の様子はこちらのFacebookグループでご覧いただけます。
●2014年度第一回目【工場見学編】のレポートはこちら
●2014年度第二回目【座談会編】のレポートはこちら
●2014年度第三回目【アイデア検討会編】のレポートはこちら
●2014年度第四回目ワークショップ編】のレポートはこちら
●2014年度第五回目成果発表編】のレポートはこちら
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日本最大の生産量を誇る三州瓦
三州瓦は、愛知県西三河地方の旧国名「三河」を意味する「三州」を冠にした、粘土瓦のことをいい、石州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦のひとつです。同時に、日本最大の生産量を誇っています。高浜市で瓦が作られるようになったのは、およそ300年前。瓦に適した粘土が掘れたことや、船便による運送が容易な場所であったことなどで、瓦産業が発達したといわれています。
三州鬼師の技が光る「鬼瓦」
鬼師の技が光る鬼瓦は、和式建築物の棟の端などに設置される板状の瓦の総称で、厄除けと装飾を目的とした役瓦のひとつです。三河地区で採取される三河粘土を使い、鬼師の技術を徹底的に追求した手造りの鬼瓦は、見事なものです。
高浜の鬼師たちは、知恩院や平安神宮、天竜寺、熊野神社などの神社仏閣をはじめ、歌舞伎座や彦根城など、全国で活躍しています。